١٣ سبتمبر ٢٠٢١
前回(9/3) >上昇トレンドの途中にできたレンジなので、 >レンジを下抜けるよりは、レンジを再度上抜けて上昇する可能性が高いと見ています。 と書きました。その後 やはりレンジを上にブレイクして580万円まで上昇しました。 チャート分析ではレンジを抜けたら600万円に向けての上昇の可能性が高いと見ていましたが、 実際には580円つけた翌日から急落となりました。これは、 SEC(米国証券取引委員会)が暗号資産取引所大手のコインベース社の 新商品「レンド」に対して警告を発したことから、 暗号資産に対する規制が強まるとの見方が強まったためのようです。 「レンド」とは、USDCという暗号資産を買うと年4%の金利がつくというもの。 SECはこれを、未登録の有価証券であるとして問題視しています。 コインベース社はレンドの募集開始を遅らせるようです。 現在、ビットコインの相場は、500万円を挟んだ動き。480万円付近では下げ止まり、 このあたりはレジスタンスラインとして、市場参加者に意識されているようです。 なので、ここを下にブレイクすると、下降トレンドに転換していく可能性があるとみます。 その下はだいぶ離れていますが400万円付近がサポートの候補。 この付近まで下げて来た場合にまた仕込んでみたいと思います。 長期的なポジションは保有のまま。 チャート分析では、予想外の出来事による突然の暴落/暴騰までは予測は不可能であり、 チャート分析の限界とも言えましょう。 例:昨年の新型コロナウィルスの流行拡大を原因とした大暴落相場。 最近では菅総理が自民党総裁選不出馬による日経225の暴騰。 ただし、多くの場合、チャート分析では予想外の大きな動きは短期的な材料による動きであり、 また元の方向に戻り事が多く、結局はチャート分析に沿った方向に進んでいくことが多いです。 しかし、 トレンドそのものを変えてしまうような材料がでた場合、 ファンダメンタルズの突然の変化等の場合は 逆の方向に新たなトレンドが発生していくこともあります。 そうなるとまたチャート分析が生かせる相場に戻ります。 チャート分析は、過去の値動きを元にして、今後のトレードに適したポイントを判断するために 行うものであり、未来を予測することはできないというのが、私の基本的なスタンスです。 チャート分析では、「チャートがああなっている、こうなっている」と述べるだけでは、 トレーダーにとっては意味がなく、 「こうなったら買う、こうなったら売る、それまでは様子見」 ということを考えるために行うものだと思います。 トレーダーは、チャート研究者、チャート学者ではなく、実務家です。 トレードの目的はあくまでも「トレードで利益を上げる」ことであり、 チャートの分析はそれを手助けする手段の一つに過ぎません。 と、私は考えています。 なお、このチャートは、ログスケール(対数)チャートです。 *ビットコインについては毎週金曜日に投稿しています。 先週の金曜日に投稿できなかったので、臨時で投稿しました。