٢٢ يونيو ٢٠٢٢
困難が大きければ大きいほど、それを乗り越えたときの栄光は大きい。巧みな舵取りは、嵐や天変地異からその名声を得る。 - エピクテトス みなさん、こんにちは!👋 今週は、あまり一般的に語られることのない「パフォーマンス心理学」というトピックに着目し、それがトレードにどのように関連するのかを議論してみたいと思います。具体的には、次のような疑問について考えてみたいと思います。トレーダーによって成績が異なるのはなぜでしょうか? プロセスの観点からは、トレーダーを目指す人は(スポーツなどの)他のパフォーマンス分野から多くのことを学び、自分が目指す場所に到達するために必要なステップをより良く理解することができます。では、さっそく見ていきましょう!時間は専門技術に共通する要素です ⏰ 習得は時間をかけて築かれます。まず探求し、次に知識を蓄え、そして十分に構造化された訓練を行いましょう。 習得に必要な膨大な時間と労力を費やすには、その分野と心底結びつき、長期的な関係を築くのが理想的です。 極めて高いパフォーマンスを上げているトレーダーの多くに共通しているのは、トレードそのものに対する情熱です。つまり、チャートを分析し、戦略を練り、市場を眺め、自分の頭の中でピースを組み立てることが大好きなのです。トレードは仕事ではなく、「職人芸」なのです。もし、あなたがステータスやライフスタイル、収入を求めているだけなら、この道の真の高みには到達できないでしょう。最高の成績を残しているトレーダーは、何時間もかけて取引に取り組んでいます - それは「欲しいから」ではなく、「好きだから」なのです。ニッチを見つける ❤️ 偉大な人たちは、努力したから偉大になったのではなく、自分の才能、興味、想像力を活かせる素晴らしいニッチな分野を見つけたからこそ、努力したのです。世界最高のピッチャーでも、打撃は下手かもしれません。 もし、あなたがキャリアをスタートさせて間もない(あるいは迷っている)のなら、自分が心から共鳴できるニッチを探してみてはいかがでしょうか。病院や銀行には、新人がさまざまな経験をするためのローテーション・プログラムがあるように、他の職業でも金融機関でも、ニッチは非常に重要視されています。 では、なぜ個人のトレーダーはそうしないのでしょうか?自分の考えをまとめるには、自分自身のローテーション・プログラムを構築することが有効です。こちらに、最も人気のある資産クラスとトレードスタイルのリストがあります。それぞれをGoogleで検索してみたり、TradingViewでアイデアを探してみるなどして、自分が最も強く共感できるものを見つけてみてください。実際に日常的に好きなことを見つけることで、長期的な習得を目指しましょう。 流動的な資産クラス: -株式 -為替 -暗号資産 -先物 -債券 -ボラティリティ スタイル (時間枠): -イントラデイ - 保有時間は数秒から数時間 -スイング - 保有期間は数日から数週間 -ポジション - 保有期間は数週間から数ヶ月 あなたの性格にはどの保有スタイルが合いますか?どのようなテーマについて学ぶのが好きですか?学習プロセス ✅ トレードでも人生でも、「習うより慣れろ」という言葉をよく耳にします。「継続は力なり」と言った方がいいかもしれません。訓練の時間をどのように組み立てるかによって、5年の経験を積んだ人と、1年の経験を5回繰り返した人の差が生まれます。では、どのように実践すればよいのでしょうか? パフォーマンス心理学では、「学習のループ」と呼ばれる概念があります。これは3つのパーツで構成されます。パフォーマンス -> フィードバック -> 学習(この繰り返し)です。 フィードバックは上達の鍵ですので、これは非常に重要です。トレードは一人で行うスポーツなので、いかにして振り返ってじっくりと考えることができるフィードバックプロセスを取り入れるかが絶対的に重要なのです。 損益はフィードバックですが、それだけをフィードバックの仕組みとして利用することには問題があります。最高の取引を行う最高のトレーダーでさえ、ある日突然、間違った側に置かれることがあるのです。プロセスが最も重要です。損益とは関係なく、パフォーマンスからフィードバックを得ることで、意思決定への影響を把握することができます。トレーダーによっては、膨大な量のメモを取ったり、画面を記録したり、損益に関係のないデータポイント(睡眠時間や水分補給、気分など)を記録する人もいます。 (この目的で使用できるメモ機能がチャートに内蔵されています。) これらの項目をすべてまとめて、習得のための長期的な青写真を作るとすれば、次のようなものになるでしょう: 1.) トレードについて自分が本当に好きなことを見つける。 2.) それをより深く探求する。 3.) 浮き沈みがあっても、心からの楽しさを原動力として、粘り強く取り組む。 4.) その間の自分のパフォーマンスを、自分自身にフィードバックできるように仕組み化する。 5.) そのフィードバックを取り入れて、自分のプロセスを継続的に改善する。学習のループが長期的なパフォーマンスのエンジンとなります。 - ご覧いただきありがとうございました。お体に気をつけてお過ごしください! - チーム・トレーディングビュー