١٥ يناير ٢٠٢١
私の尊敬する現役ファンドマネジャー、石原順氏のトレンドフォロー手法の検証を行いました。 今回は対象をFXにし、ドルストレートの日足となります(対主要通貨のみですが)。 表示のチャートはユーロドルです。 検証条件は下部に記載してあります。 ■検証結果 ○ユーロドル(OANDA:EURUSD) ・プロフィットファクター:0.958 (ロング:1.129、ショート:0.67) ・勝率28.57% (ロング:28.85%、ショート:28.3%) ○ポンドドル(OANDA:GBPUSD) ・プロフィットファクター:1.381 (ロング:0.883、ショート:1.992) ・勝率32.99% (ロング:30%、ショート:36.17%) ○豪ドルドル(OANDA:AUDUSD) ・プロフィットファクター:1.48 (ロング:1.284、ショート:1.745) ・勝率28% (ロング:26.92%、ショート:29.17%) ○NZドルドル(OANDA:NZDUSD) ・プロフィットファクター:1.16 (ロング:1.135、ショート:1.185) ・勝率28.16% (ロング:27.08%、ショート:29.09%) ■考察 ・プロフィットファクターは1を上回っている場合が多かったです。 ・NZドルドル以外はロングとショートのプロフィットファクターに差があり、上手くハマる場合とハマらない場合があるようでした。 ・トレンドフォローの手法だけあって、勝率は悪いです。 設定したパラメータは以下のとおりです。 ●ボリンジャーバンド(パラメータ:21) ●標準偏差ボラティリティ(パラメータ:26) ●ADX(パラメータ:14) ●ATR(パラメータ:14) ■エントリー条件 下記の①~③を全て満たした場合、次のローソク足の始値でエントリーします。 ①ローソク足がボリンジャーバンドの±1σラインを外側に飛び出す(もしくは外側にある) ②標準偏差ボラティリティが上昇する ③ADXが上昇する ■エグジット条件 下記の①~④のいずれかを満たした場合、次のローソク足の始値でエグジットします。 ①エントリー水準からATRの0.5倍水準まで逆行したらロスカット ②ローソク足がボリンジャーバンドの±0.6σラインの内側に入る ③標準偏差ボラティリティが下落する ④ADXが下落する ■検証期間 2016年1月~2020年12月までの5年間