٢ يوليو ٢٠٢٣
今週の振り返り N波動の3波動目が黄色ゾーンを下抜けて平行チャネルの下限をやや下回ったポイントまで落ちたが、そこで下げ止まり。 下落する場合の目安の1つ目として挙げていた14672.5(オレンジ水平線)の一歩手前で値止まりした形だ。 読み解くにここで耐えて止まったのは、売り圧力が続かず下げが加速しなかった一過性の調整で、買い戻しが強くなった証左と言えそう。 オレンジ水平線付近で止まったのはチャートの基本通りの値動きだ。 ここからの反転攻勢は逆三尊を形成して、青丸のネックライン超えで逆三尊完成となった。 上昇の典型的なチャートパターン。 左肩と同等かつフィボナッチ38.2%まで戻したところで、一旦の押し目を作ったが上昇機運を失わず再上昇に向かった。 金曜日のPCEが伸び鈍化を示したことをポジティブに捉えた市場は上昇を加速させた。 PCEの結果は強い上昇を示唆するほどではなかったが、四半期末リバランスと、翌週の米国休場前のポジション調整も重なったトレードと見える。 やや上がりすぎたと感じる人もいそう。 金曜日の上昇はS&P500は年初来高値を更新したが、ナスダック100先物は平行チャネルの上限まで上がったが6月16日高値に一歩及ばず、22年3月高値の少し下で利確売りが発生している。 次週は、この上昇が続くか、再調整が入るかを月初の下期スタートの動きで見ることになる。次週のシナリオ ①上昇する場合 6月15日高値の15,299が意識ライン。 15,299を上抜けていくと、次は15500の節目がトレンドラインとも重なる上値の目安となりそう。②下落する場合 弱気になる材料はまだ出ていないが、上げすぎたから調整はあるかも。 下げていく場合は以下を目安に下げ幅をチェック。 ①フィボナッチ38.2% 15069.6 ②フィボナッチ78.6% 14826.9 ③オレンジ色の水平線 14672.5