٢٣ أكتوبر ٢٠٢١
今年も早いものでもう11月になりますね。 現状の日経平均は年初から昨日10/22(金)の期間に回帰トレンドを被せてみると 緩やかな下降トレンドを形成しています、ちょうどゲレンデの初級者コースぐらい の傾斜でしょうか。 最近の動きはさっぱりわからなくなりましたが、年末まではどうなるのでしょうか。 相場格言によると『丑躓く(うしつまづく)』(十二支)。 (ちなみに、十干だと『辛(かのと:辛酸をなめる)』らしいです) そんなものはあてにならないと思いますが、実は私事で恐縮ですが日経平均が2月に 高値をつけたその2日後に、義理の母から株をやってみたいと連絡がありました。 株などとは全く無縁の母です。やめた方がいいと説得しましたが、私の頭をよぎった のはいわゆる世の中で言う『マーケットの鐘』です。その時はそれ以上深く考えま せんでしたが、結果としてそこが天井付近で約半年後まで下降トレンドをたどりました。 しかし、テクニカルアナリストによると、暴落とは20%を超える下落の事を言うらしい のでまだそこまでの下落には至っていません。また、冒頭の格言によると、これも ネガティブな内容です。下記添付は丑年のパフォーマンスということです。 (出所:モーニングスター社) 年 始値 高値 安値 終値 年騰落率 勝ち負け 1949 176.21 176.89 98.50 109.91 -37.6% X 1961 1,366.74 1,829.74 1,258.00 1,432.60 4.8% 〇 1973 5,232.86 5,359.74 3,958.57 4,306.80 -17.7% X 1985 11,558.06 13,128.94 11,545.16 13,113.32 13.5% 〇 1997 19,446.0 20,681.07 14,775.22 15,258.74 -21.5% X 2009 9,043.12 10,639.71 7,054.98 10,546.44 16.6% 〇 2021 27,575.57 30,795.78 26,954.81 ? ? ? このアノマリー通りになるとすると、今年は順番から『負け』となります。 現状維持でも、このアノマリーは覆せるので1961年と同じぐらいのパターン が想像できます。今のチャートパターンからしても、ここからそんなに大き く下落するような動きは見て取れませんので、相当な悪材料が出てくると いうことになるでしょうか。確かにいろいろとありますが・・・。 もしアノマリー通りだとすると、どこまで下落するのでしょうか。 丑年の平均騰落率は約-7% ⇒ 25,645.28円(初値から) 暴落の定義は-20%以上 ⇒ 24,571.62円(年前半高値から) あまりピンときませんが、来年の寅年の相場格言は『千里を走る』なので ストーリー的には、年末にかけて一旦大きく下落し、来年は千里を走って 元に戻ってくるということも想像できます。 今年に関しては、私にとっては長期保有のBYDとテスラだけが心のよりどころ です(笑) あと2か月ほどですが、皆さんのトレードに実り多きことをお祈り いたします。