قبل ٣ أيام
今週の振り返り 年末から今週は、高値・安値切り下げの下落でした。12月26日にフィボナッチ78.6%戻しをしたが、そこを天井に反落しました。最高値を取り戻す上昇はできず、買い圧力の弱さを示しています。 下落は1月2日まで続きますが、12月20日安値まで届かず手前で反発となりました。水色の水平線が過去のレジスタンスラインで上抜けている現在はサポートラインとして近しい働きをしているような値動きでした。今のところは利下げ長期化を織り込んだ下落の12月20日安値が、買い場ポイントとして機能しています。 休暇シーズンの動きで信憑性に欠ける部分はあるが、次週以降もう一度フィボナッチ78.6%にトライして上抜ければダブルボトム完成からの上昇が期待できます。ダウンサイドは12月20日安値だが、リスクリワードは高くないようにも見える。ポジションを落として休んでいた機関投資家が休暇明け後、買い戻しに動くのかどうかを見届けたいタイミングです。 安値は底堅く、高値は切り下がる直近のレンジ相場で右肩下がりのラインと右上がりのラインをどちらに抜けていくかに注視しましょう。もう少し収束する小幅な動きになる可能性もあるだろう。 次週はPMI・ISMサービス・雇用統計・FOMC議事要旨とイベント多数で結果へのリアクション次第、また中旬からは銀行決算が始まります。まずは経済・雇用が崩れず堅調さをキープしていくことを確認したい。 すでに実質金利は高水準なので、急な高騰があると株価の足を引っ張る可能性は残ります。しかし経済指標が順調であれば株価も中期的には堅調に伸ばしていくでしょう。 次週のシナリオ ①上昇する場合 21日出来高加重移動平均線を上抜ける展開となるなら、再びフィボナッチ78.6%にトライ。 もしフィボナッチ78.6%を上回れるなら次は12月16日の最高値に向かう見立て。 ②下落する場合 黄色のボックスゾーン・上段を下回るときは、12月20日安値20,741で値止まりするか確認場面となる。 20,741を下回って下落を続ける場合は、黄色のボックスゾーン・下段が次の目安。