٣ ديسمبر ٢٠٢٣
今週の振り返り 7月高値超えをした前週の流れを引き継ぎ、日柄調整している状況だろうか 水曜日に高値をつけたが、利確売りで一時的にレンジ安値に進行する。水曜日から木曜日の下げは、このまま下落が加速する可能性もあったが、金曜日の持ち直しに支えられた。 金曜日はパウエルの発言でレンジ安値からレンジ内に戻したが、水曜日の上値を超える水準にはいけず、S&P500に比べ勢いが弱い。 7月高値超えで利確売りが強くなりやすいが、粘り強く耐えてもいる。 出来高は週を通してやや少なめ。 ナスダックよりダウが勢いづいており、上がれないナスダックは足元、割高感が出ているだろうか。 物色される銘柄の移り変わりからは潮目の変化なのかもしれない。 バリューエリア(緑色の水平線)からは上離れしているが、これ以上の上に向かうためには相応の買いエネルギーが必要に見える。 日柄調整後、出来高を伴って水曜日の上値超えを狙うのか、利確売りの加速なのか? 早ければ雇用指標やISMサービスの結果次第で動く可能性がある。 もう一週レンジで動くなら12月13日のFOMCがキーになるか。 いずれにせよ日柄は、12月そろそろ変化が近いと見る。次週のシナリオ ①上昇する場合 水曜日の高値16,174を上抜けるなら、フィボナッチ127.2%(白)16,461が次の目安となるかもしれない。 強い勢いがあるなら、21年11月高値16,770がターゲットラインとなりそうだ。②下落する場合 チャートが「稲穂が垂れる」形になってきたら注意。直近のレンジ安値を下回ると下落スタート。 最初の目安は、フィボナッチ78.6%(白)から出来高が増える15,496付近がサポートになるか確認するポイント。 上記を下抜けると、次はバリューエリアのコントロールプライス(赤色の水平線)15,165前後が、出来高が多い価格帯で値止まりしてほしいラインとなる。