٥ نوفمبر ٢٠٢٤
■米大統領選を前に 明日は(日本時間では)いよいよ米大統領選ですね。 まず、トランプなのかハリスなのかがはっきりしないうえに、トランプになったら円高なのか?円安なのか?ハリスになったら円高なのか?円安なのか? なんにもわからない状況です。 そのため、一番の正解はポジションを小さくしてボラティリティの悪魔が過ぎ去るのを待つことでしょう。■しかし、もし丁半博打をするなら そうとはわかっていてもボラティリティの波に飛び込んでしまうのが個人投資家の哀しい性(さが)。 円安か円高どちらかにエイヤ!で賭けるならどちらに賭けるか私見を述べます。 結論は円高です。■修正A波は本当に修正A波だったのか? ドル円が2023年1月を起点に2024年7月まで5波動を形成したのは周知の事実です。 そして、今度は2024年7月から8月5日まで修正A波、そこから8月16日まで修正B波、そして9月16日まで修正3波を形成したわけですが… (ちょっと見づらいと思いますが、ブルーの3波動です) これは過去に何度も投稿していますが、 「こんな鋭角な修正A波なんてあり得るのか!?」 というのは、ずっと気になっています。■もし9月16日までが修正A波だとしたら!? ここで目線を変えて「9月16日までが修正A波だった」という仮説を立ててみます。 そうなると、10月29日までが修正B波になります。 (オレンジ色の3波動) 正直、推進5波の期間(1年半)から見ると、これくらいの修正波のほうがしっくりきません? もしこの仮説が正しいのであれば、現在は修正C波。つまり、修正A波の安値(139.58円)を下回る可能性はあります。■じゃあ、どれだけ下がる 一目均衡表の「水準論」で計算してみます。 [可能性①] E計算値で計算すると、修正A波が大きすぎるため、まさかの117円 (ブルーのライン) [可能性②] V計算値で計算すると124.9円 (オレンジのライン) [可能性③] N計算値で計算すると131.5円 (ピンクのライン) ※NT計算値はAからCの距離をCに足しても安値更新しないので割愛。■結論 当然、この記事の主旨は「ドル円は落ちる!」ではありません。 「落ちる可能性はゼロではない」 「落ちるとしたらいくらになるかを想定しておきましょう」 ということです。 トランプとハリスのどちらが勝つにしても、 (1) 仮に円安に振れても、目指すは前回高値162円。 つまり、現在との差額は約10円。 (2) 仮に今回の仮説が合っていた場合は、一番影響が少なくても131.5円(N計算値)。 つまり、現在との差額は約20円。 ドル円ショートのほうが期待値が2倍であるため、丁半博打をするなら円高。 これが結論です。