١١ يناير ٢٠٢١
私の尊敬する現役ファンドマネジャー、石原順氏のトレンドフォロー手法の検証を行いました。 今回は対象をFXにし、クロス円の日足となります(対主要通貨のみですが)。 表示のチャートはドル円です。 検証条件は下部に記載してあります。 ■検証結果 ○ドル円(OANDA:USDJPY) ・プロフィットファクター:0.91 (ロング:1.105、ショート:0.857) ・勝率23.23% (ロング:24.39%、ショート:22.41%) ○ユーロ円(OANDA:EURJPY) ・プロフィットファクター:0.908 (ロング:0.805、ショート:0.991) ・勝率27.96% (ロング:26.19%、ショート:29.41%) ○ポンド円(OANDA:GBPJPY) ・プロフィットファクター:1.278 (ロング:0.468、ショート:2.031) ・勝率33.67% (ロング:26.19%、ショート:39.29%) ○豪ドル円(OANDA:AUDJPY) ・プロフィットファクター:1.057 (ロング:0.5、ショート:1.641) ・勝率28.57% (ロング:23.4%、ショート:34.09%) ○NZドル円(OANDA:NZDJPY) ・プロフィットファクター:1.066 (ロング:1.739、ショート:0.732) ・勝率31.91% (ロング:37.84%、ショート:28.07%) ■考察 ・ドル円はこの数年動きがなかったのでプロフィットファクターは悪いかと思いましたが、意外に良い結果でした(1は下回っていますが) ・ポンド円、豪ドル円、NZドル円はロングとショートでプロフィットファクターに差がありました。 ・トレンドフォローの手法だけあって、勝率は悪いです。 設定したパラメータは以下のとおりです。 ●ボリンジャーバンド(パラメータ:21) ●標準偏差ボラティリティ(パラメータ:26) ●ADX(パラメータ:14) ●ATR(パラメータ:14) ■エントリー条件 下記の①~③を全て満たした場合、次のローソク足の始値でエントリーします。 ①ローソク足がボリンジャーバンドの±1σラインを外側に飛び出す(もしくは外側にある) ②標準偏差ボラティリティが上昇する ③ADXが上昇する ■エグジット条件 下記の①~④のいずれかを満たした場合、次のローソク足の始値でエグジットします。 ①エントリー水準からATRの0.5倍水準まで逆行したらロスカット ②ローソク足がボリンジャーバンドの±0.6σラインの内側に入る ③標準偏差ボラティリティが下落する ④ADXが下落する ■検証期間 2016年1月~2020年12月までの5年間