١٥ أبريل ٢٠١٩
近頃、レアル建て(ブラジル取引所)でのビットコインの出来高が増えているとの報告が散見されます。そして、かなりの期間、具体的には4ヶ月以上レアル建て取引所でのビットコイン現物価格は上方乖離しています。上方乖離幅は実に150ドルを越す時もあります。(ビットコインのレアル価格に、レアルドルのレートを掛け合わせています) ビットコインでもっともシンプルなアービトラージをするのであれば、 1)ドル建て取引所でビットコインを買い 2)レアル取引所にビットコイン送金し 3)レアル取引所でビットコインを売り 4)取得したレアルをドルに交換し 5)ドルをドル建て取引所に送金する 6)上のプロセスを繰り返す 以下のようになるかと思います。これは一般的な手法を説明しているのではなく、素人でも思いつく「価格差を確実に取れるだろう」という方法です。 さて、前置きが長くなりましたが、掲載しているチャートはkrakenでのXRPUSDチャートです。注目したのは「XRPUSDとXRPBRLの価格差は安定しているか?」です。 ときに取引所間の価格差が3%を越すBTCに対して、もし他のペアでの価格差が少ないのであれば、他の取引所への送金はアルトコインを使うのが良いだろうと考えました。 チャートの解説です。 チャート自体はKrakenのXRPUSD、紫の線はレアル建てXRPの価格の9MAです。 中段のチャートは赤、XRPBRLの乖離率、青がBTCBRLの乖離率です。 下段はBTCの乖離率からXRPの乖離率を引いたものです。これが安定していてプラスになっていれば、ステーブルコインの代わりにXRPを使ったアービトラージができると思ったのですが、、 どうやらXRPでの安定的なアービトラージは難しいようです。XRP乖離の方が大きいかもしれない。書いてる途中で気づきましたが、せっかくなので公開します。 ステーブルコインで送ればいいだろ??っていうツッコミはあるかと思いますが、アービトラージ素人として、ブラジル取引所事情とかいろいろわからないので、一応確実に使える材料だけで考察してみました。ちなみに単純なドル送金はとても時間がかかるので、USDTで送金できたら最強です。続編書きたい。リサーチはポルトガル語が多くて大変だそうです。