OANDA:USDJPY   دولار أمريكي / ين ياباني
〈昨日の振り返り〉
昨日は日銀政策決定会合で円が単独で売られましたが、その後円が買い戻されました。その他通貨は小動きでした。アメリカ株は下落、アメリカ債券は上昇しました



〈ファンダメンタルズ〉
昨日はイギリスの消費者物価指数が結果:10.5%と予想と一致、ユーロの消費者物価指数の結果:9.2%で予想と一致の結果でした。欧州圏はまだまだインフレが低下してるとは言えない数字となっております。この様子だとまだ利上げが必要だと思われます。その後FRBの高官らの発言がありましたが、マーケットは反応してないです。そしてマイクロソフトが雇用1万人削減を発表しました。アメリカは去年の急激な利上げを行いましたが、雇用がダメージを受けてると感じます。2020年のコロナ禍でグーグル・アマゾン・アップル・メタ・マイクロソフトなどのIT企業を中心に株価が急上昇をしました。これらのIT企業はバブルとなりましたが、アメリカの急激な利上げを皮切りにバブルが弾けてしまい人員削減ラッシュとなっております。これら一連の人員削減ラッシュによってアメリカの雇用は悪化していきますが、今のFRBはこの状況を望んでいると思います
さらに昨日アメリカの卸売物価指数・小売売上高も軒並み悪くなっていると所を見ると、アメリカの利上げ到達地点も4.75~5.0%で見えて来てると思います


〈今日の重要な経済指標〉
今日は9日03:15からブレイナード副議長がシカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネスで講演を予定しております。今回の講演内容が「経済見通し(Economic Outlook)」というものなので、2月のFOMCを占う発言が出てくると思いますのでかなり注目です
明日にはなりますが、日本の消費者物価指数があります。今年は日銀の金融正常化の可能性があるためかなり注目です
前年同月比予想:4% 前回:3.8% 生鮮食料品・エネルギー除く(前年同月比)予想:3.1% 前回:2.8% 生鮮食料品除く(前年同月比)予想:4.0% 前回:3.7%



〈テクニカル分析〉
USDJPYが128円でサポートをされて小動きになっております。



〈今日のトレード戦略〉
昨日の日銀政策金利決定会合も通過したので、FOMCまではマーケットは静かになると思います。FOMCに関しては0.25%の利上げになるというのがマーケットのコンセンサスになっており、その後は利上げを停止して維持していくという見方になっております。今日もブレイナード副議長の発言はあると思いますが、そんなに動かないと思います。昨日もFRB高官らの発言がありましたが、値動きはありませんでした。今年2023年のマーケットはアメリカの利下げがいつになるのかと日銀の金融正常化がマーケットの焦点になってくると思います。アメリカが利下げをするにはインフレ率2%まで低下が見込めることが条件になると思いますが、果たしてインフレ率がどこまで下がれば利下げに踏み切るのかが焦点になると思います。今アメリカのインフレ率は前年同月比6.5%ですが、5%を割ってからなのか、4%を割ってからなのか、それとも3%を割ってから利下げを発表するのか、または2%まで下がってある程度推移してから利下げになるのかなどどこで利下げをするのかが注目されると思います。
日銀に関しては次回の日銀政策決定会合が3/10なのですが、この時が黒田総裁最後の日銀政策決定会合になります。今のところは3/10も政策変更なしがマーケットのコンセンサスとなっておりますが、もしかしたらサプライズもあるかもしれないと頭の片隅で思っております。例えば次の総裁のことを考えてYCCの上限幅を引き上げるとか、次の総裁が金融正常化をやりやすいように、急に金融正常化を匂わせるような発言が飛び出すなどがあるかもしれません。本来は政策を転換する際は事前にマーケットに織り込ませるのが普通なのですが、黒田総裁はマーケットとのコミュニケーションがあまり上手ではないのでマーケットに織り込ませることはできないと思います。その証拠に2022年の12月のYCC上限引き上げがその最たる例です。その点FRBのパウエル議長はマーケットとのコミュニケーションや市場参加者のコントロールがすごく上手です。自身の発言でマーケット参加者に事前にアナウンスしたり、FRBのブラックアウト期間中はFEDの番記者であるニック・ティミラオス記者にリーク記事を流させたり、今ならアメリカ株が上がるとインフレ再燃をする恐れがあるので、タカ派とハト派を織り交ぜた発言をして、マーケットを上手にコントロールしております。黒田総裁もぜひパウエル議長を見習ってほしいと思います。
話はそれましたが、マーケットが動くときは直近では2/1のFOMCで、その次が2/10に発表される日銀人事で動くと思います。日銀人事は総裁と副総裁2人が同時期に入れ替わるのでどういう人事になるか注目です

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