グレーのフラクタル構造では現在第3波目の進行中であり、短期的な転換を捉えながら水色の第5波目を狙っていくのが基本戦略です。
しかし、買うにはまだ早すぎるかと…
今買いで入るとするならば、以下の根拠になるだろう。
- 水色のフラクタル構造で高値の切り上げを確認(トレンド継続)
- 61.8%戻しを根拠にした押し目買い
- 損切りは水色3波の始点、利確は前回高値
しかし、この買いで入る根拠に対して、短期売りの方が魅力的。
緑のチャネル上限に触れてから急下落したことで、先週の木曜日までの上昇トレンドの中で買っている人達は全員が含み損を抱えている状態。
この人達の逆指値は、おそらく2710 ~ 2720付近。
含み損を抱えている時の心理状態を考えると、なるべく損失を抑える為になるべく高い位置でポジションを解消したいと思う人が多い。
緑チャネル上限の反発を見て、下限まで狙ってくる新規売り注文も入ってくるだろう。
これらが重なって今週は、上値が重たくなることが予想される。
さらに、先週の金曜日の値動きを見ても短期的な下落には期待できる。
急下落が起こった後、日本、ロンドン市場と上昇してグレーの2波を形成。
半値(フィボナッチ50%)に触れてからWトップを形成してNY市場で強く下落して週末を迎えた。
このNY市場での下落は、1段下の薄緑のフラクタル構造では第1波となる。
まとめると、
- 決済注文と新規売り注文が重なることで、短期的に売り手が優勢になる可能性が高い。
- 買い手の逆指値が溜まっていそうな価格帯が真下にある。
- この逆指値に到達すれば2700ドル付近までの大きな下落が期待できる
【今日の戦略】
薄緑のフラクタル構造で、2波の終わりを捉えて3波を狙っていく